想い
■気持ちが伝わる毛筆
デジタル化が進む中、手書きの文書を目にすることが少なくなりました。しかし、私的な手紙にまで活字印刷はいただけないという声もよく聞きます。いまどき、そんなことをいう方が古いと思われるかもしれませんが、こういう時代だからこそ、手書き、できれば毛筆の手紙を書きたいものです。
毛筆には心に響くものがあります。心の温もりであったり、その人の個性があります。短くてもきっと自分の気持ちが相手に伝わることでしょう。
ただ、毛筆であれば、どのような書き方でもいいというものではありません。心温まる気持ちになるもの、さらには、おしゃれに書くことができればどんなに素敵でしょう。
「かなぐらふぃ」は一過性のきれいさではなく、あきのこない共感されるもの(かな書道から生まれる“美”)、豊かな心の充実を目指しています。
■暮らしの中の書道をおしゃれで素敵に
「かなぐらふぃ」は半紙などを使って練習しますが、最初の課題は、のし袋の表書き、年賀状、自分のサイン、メッセージカード、手紙・・・など暮らしの中で役に立つ内容を選定しています。そして、俳句や短歌などを題材にした芸術書道にもチャレンジしていきます。
■教室では基本を重視
教室では、上達しても我流ではなく、基本を重視しています。特に、正しい筆づかいに拘って稽古を進めます。月に数回ですが、教室を行っています。体験参加も受付ていますので、ご興味をもたれた方は、ぜひご参加ください。
■上達するために・・・
上手に書けるようになるのは、一朝一夕にはいかず、鍛錬の積み重ねのように思いますが、やみくもに書くよりも、基本をきちんと修得した上で書くことが上達への近道です。練習するほどみるみる上達していきますので、お手紙や芳名録への記帳など毎日の生活にもきっと役立つことでしょう。
■「かなぐらふぃ作品展」を毎年開催
毎年3月に会員のための「作品展」を開催します。「作品展」をきっかけに驚くほど腕を上げる方が大勢いらっしゃいます。作品づくりにあたっては書きたいものを楽しく、表装等は高い品質のものをリーズナブルに仕上げる研究をしています。
■現代かな書道マスターコース
希望される方には、本格的な「かな書道(段級位、師範、教師、同人の資格取得コース)」の指導も行っています。